仮面のロマネスクがピンとこなかったあなたにおすすめ漫画「子爵ヴァルモン~危険な関係~」

こんにちは、管理人のちゃび(@zukamoku)です。

今回は毎度お馴染みいまさら紹介シリーズ(?)です。エキサイター2017欲しさに今年の花組全国ツアーDVDを買いまして、もうエキサイターは死ぬほどリピートして見ていたんですが、購入して2ヶ月も経ったころにふと同時収録されている「仮面のロマネスク(以下、カメロマ)」を見ていないことに気がつきまして(^-^;

折角やし見るか〜(^o^) 鼻くそホジホジ

ってな感じて、何の予備知識もなく見たのですが。。。

予習無しで惨敗…

しかも邪道なことに、DVD貸し出し中につきスカステ録画した’16花組全ツ版から見るというね;DVD返ってきたら’17版も見ます…

しかして、’16花組全ツ版を見始めたもの登場人物が多く、展開もめちゃ早いので終始

なるほど、わからん (˙-˙ )

状態やったもんで知り合いに相談したところ、こちらの漫画を貸してもらいました!(ちなつ(鳳月杏)の軍服姿がカッコいいことだけはわかった)

 

さいとうちほ 「子爵ヴァルモン~危険な関係~」


子爵ヴァルモン(1) (フラワーコミックスα)

この漫画やカメロマの原作になっているのは、1782年にフランスの作家コデルロス・ド・ラクロによって書かれた小説「危険な関係」です。このラクロという作者は職業軍人さんで恋のかけひきをまるで戦場における情報戦のように描いています。

ドロドロしたあらすじはこちら…

メルトイユ侯爵夫人は、自分を裏切った愛人が15歳の清純な少女セシルと婚約したことを聞く。愛人への復讐のために、メルトイユは以前から関係のあるヴァルモン子爵にセシルを誘惑して堕落させるように依頼する。だがヴァルモンは貞節と評判の高いツールヴェル法院長夫人を誘惑し堕とすことに興味を持っており、メルトイユの依頼をいったんは断る。

しかしセシルの母ヴォランジュ夫人がツールヴェル法院長夫人に、ヴァルモンの事を非難し近づいてはならないと忠告したと聞き、ヴォランジュ夫人への復讐のために、ヴァルモンはメルトイユの依頼を受ける。

メルトイユ侯爵夫人とヴァルモン子爵、二人が仕掛ける退廃に満ちた恋愛ゲームが始まる。

出典元:ウィキペディア

要するにメルトイユ夫人の元愛人への復讐劇にみんな巻き込まれて散々な目に遭うわけです。女の情念は恐ろしい

で、漫画はどうだったかと言いますと…

めちゃ面白いです!!!

編集さんは原作を知らずに漫画を読んで「この漫画で直木賞取れる!」と思ったとか(笑)

カメロマでは尺の関係か、描ききれなかった細かな心理描写が丁寧に描かれています。カメロマだとあっさりヴァルモンの手に落ちたトゥールベル夫人ですが、漫画版では1巻まるごと使って抗ってました。

ヴァルモンに惹かれている自分に気付きながらも、信心深いトゥールベル夫人は己を律し、抑圧して気持ちをなかなか表に出しません。それでも、時折透けて見えるヴァルモンへの好意がリベルタン(放蕩者)の彼をますます燃え上がらせることになります。

カメロマでは主にヴァルモンとメルトイユ夫人の恋の駆け引きを描いていますが、こちらはどちらかと言えばトゥールベル夫人がヒロインです。社交界のスレた女どもとは違い、高潔で美しいトゥールベル夫人。キャラデザも少し違って、カメロマは明るめのブルネットですが漫画は黒髪です。

さいとうちほ先生の繊細なタッチが夫人の可憐さを際立たせています。

黒髪ロングの華奢で儚げな女性…私的にはどストライクっす( ^ω^ ) 年上だとなお良し!ヴァルモンとイチャイチャしてる夫人が…可愛い!!!

対しまして、情報を制し、周りの人間を見事に欺き、立ち回るメルトイユ夫人はさながら名軍師といった感じでしょうか。順調に復讐劇を進めていたように見えたメルトイユ夫人でしたが!しかし、ヴァルモンのトゥールベル夫人へ対する並々ならぬ恋心を感じた瞬間ひとりの女に戻り、嫉妬に支配されてしまいます。そんなメルトイユ夫人がふたりの愛を甘く見て、ヴァルモンの自尊心を煽り、己が駒としたばかりに物語は夫人にとっても悲惨な展開を迎えます。

そのほかダンスニーやセシル、ヴァルモンの従者やローズモンド夫人など脇を固めるキャラクターの人となりもよく描かれています。これら脇役キャラの立ち回りもラストを盛り上げるのに一役買っています。

しかし、この重厚な作品を漫画の単行本2冊に収めたさいとうちほ先生の手腕には感服いたしました。ウテナ以来先生の作品は読んだことがありませんでしたが、他も気になってきた…

これを読んでからカメロマを見ると名前と人物像と相関図がかなり頭に入っているので、カメロマも随分素直に楽しめるかと思います。ただ、これを読んじゃうとラストは「うーん」って感じになるとおもいますが(^-^; 私は原作どおりらしい漫画ラストのがしっくりきます。(芝居ラストが中途半端なのは尺の関係もありますが…)

カメロマの予習復習におすすめしましたが、漫画として良くできているので最悪カメロマ見なくても(笑)漫画好きならこれは読んで損なし!

如何でしたでしょうか?興味が湧いたらぜひ読んでみてください^_^

それでは今回はこの辺で…

さよ~な~ら~│´ω`)ノ


花組全国ツアー公演 ミュージカル『仮面のロマネスク』/スパークリング・ショー『EXCITER!!2017』 [DVD]

ABOUTこの記事をかいた人

ちゃび

宝塚と百合を愛するサラリーメン。初観劇は2014年「宝塚をどり、明日への指針―センチュリー号の航海日誌ー、TAKARAZUKA 花詩集100!! 」時々twitterやらpixivでお絵描きもしています。ゆるーい観劇ライフを推奨していく所存。